臨時国会終了

2008年01月15日

 昨年の11月初旬で終わる予定だった臨時国会は、延長、再延長の末今日が最終日です。結局新テロ特別措置法案は民主党が参議院で否決をして、衆議院で自民党・公明党の三分の二の賛成で可決となりました。民主党はどうせ否決するなら、こんなに引き延ばさないでもっと早く否決していたら臨時国会ももっと早く終わっていたはずです。都合66日間の延長。この間どれだけ国会運営のために税金が遣われたことか。「税金の無駄遣いをなくそう」と民主党は言っている割には、こんな足元のところで無駄遣いをしています。しかも採決の時小沢党首は不在です。こんなやり方は余りにもわがままです。
 18日からは通常国会です。150日間。最大の焦点は道路特定財源となります。これも自民党にとっては厳しい課題です。ガソリンで言えば25円の暫定税率。それが3月一杯で期限切れ。民主党はそのまま期限切れにして25円、ガソリンを安くしようという考え方。自民党は暫定税率を延長して、残りの道路をつくろう、その後税率を下げよう、という考え方。一生活者として考えるならガソリンが25円安くなることは魅力です。しかし、日本の政治を預かるものとしてもっと長期的にみるならここは将来のためにもう少し国民の皆様に我慢していただいて地方を中心とする道路整備を急ごう、というのが正論です。しかし、このガソリンの高騰の中、国民の皆さんが我慢できるかどうか、難しい所です。
 昨日の成人式でもそのことを皆さんに問いかけました。「新テロ特措法の問題も暫定税率の問題も成人になったのを機に、自分で勉強して情報を集め、大人として判断できるようになって欲しい」という事を分かりやすく説明してお祝いの挨拶に代えたのですが、皆さん分かってくれたかなあ。以前と違ってみんな真剣に聞いていてくれましたけれど。
 新年会も一段落です。これから更に馬力をかけ国政に専念します。