東京陳情

2007年11月21日

 国会や霞ヶ関役所への陳情が多くなる季節となりました。国会周辺は市町村長さんや議員さんたち、団体の役員さんであふれかえっています。記者の頃は「こんな陳情風景は出来るだけなくさなくてはならない」と書いていました。県議会議員の時ももっと地方に権限を与えれば、みんなが東京に集まることもない、と思っていました。
 陳情を受ける身になった今もそう思っています。行政の効率化は是非必要です。そのためには地方に自主性と責任を持たせて、地方で工夫しながらやれる分野を増やしていかなくてはなりません。国の仕事として全国一律でやらなくてはならない分野と地方の裁量でやれる分野を線引きして、出来る限り地方の分野を増やしていかなくてはなりません。東京への出張もこれだけ多くの人たちになれば、相当の財政負担です。
 国会議員が自分の権限を狭めるような考えですが、これをやらなければ地方の自立もないし、国会議員の仕事というのも漠然としたものになってしまいます。