この落差
2007年11月02日
熊本に帰っている時に三箇所でミニ集会をやりました。永田町は大連立、解散、新テロ特措法などが主な話題ですが、これらのミニ集会では、農家の生活が出来ない、農政を何とかしてもらわなくてはもうどうにもならない、という訴えがほとんどでした。
中央と地方の落差を肌で感じます。だからといって民主党が提案している、農家に対する戸別補償法が無理なことは農家の方もとっくに知っていらっしゃいます。その上で何とかして欲しい、ということです。大きな流れでは規模拡大、農業の担い手に集中させること、という事では一致していたと思います。
しかしそのうちの一つは、中山間地の集落でした。米しか出来ません。裏作が出来ない寒冷地です。そこではこれまでは高冷地野菜や山間地特有の作物で生活していたけれども、もう高冷地野菜も通用しなくなった、と言われました。加えて米だけで生活が出来ないことは当然です。どうして生活を守っていくか、難しい問題です、私も皆さんの知恵を借りるしかありません。ただ都市部の皆さんに理解を得て、今後直接支払い制度をもっと充実させていかなくてはいけない、事だけは確かなようです。