覚悟を持て
2007年11月05日
民主党の小沢代表が辞意を表明しました。「なんだこりゃ」という気持ちです。安倍前総理に続くもの。安倍さんとは事情が違う。政治路線の違いからのものだ、という人がいるかもしれませんが、結果としては同じです。結局責任放棄です。それは政治家としての責任感と覚悟のなさ、と思います。今回のことでどれだけの国民が落胆したか、そして政治家への信頼を失ったか、考えておられるのだろうか。それがなく自分の都合だけで辞めていく、やはり政治家特有の特権意識がそうさせている、と思わざるを得ません。
政治はもっと地道で、こつこつとやっていくものです。自分の強い信念は持っていなくてはいけません。しかし、それを実現するためには、粘り強さ、忍耐力、説得力、不恰好さなどが必要です。かっこいいものではない。あくまで積み重ねです。幕末の志士たちも、今となっては英雄にまつられている人も多いんですが、当時は思いのままにならない歯がゆさを感じながら、それでも目的と大儀を見失わずに頑張った。今のリーダーは少しはつめの垢でもせんじて飲んで欲しい。
覚悟を持とう。なんでも一挙には出来上がらない、人があざ笑うようなことも目的達成のためにはしなくてはいけないこともある。それでいて手順を踏みながら。政治は難しい。しかしそれだけに目に見えない努力をしなくてはいけない。最近はマスコミ向けのパフォーマンス政治が多く、それが政治と思っている人もいる。政治の何たるかを見失っているんではないんでしょうか。基本は一人ひとりの国民の立場を、常に考えることです。思い上がってはいけない。
少し熱くなりましたが・・・。