教育再生会議って何だ
2007年06月02日
教育再生会議が報告書をまとめたようです。子育ての提言では「子守唄を聴かせながら母乳を飲ませ、瞳を見つめる」とあったそうです。なんともヤレヤレという気持ちです。このような教えを国家の役割として全国に流すなら、教育勅語の方がよっぽどましではないか、と思いました。
国家が教育に果たす役割は、国家と国民、あるいは社会と生活者、国家や社会がいかに自分たちの生活と結びついているか、そして私たちが国家に対してやらなくてはならないものが何であるか、国家とは何か、そして社会とはー。そんなことをしっかり教えること、ここまでではないでしょうか。
やれ子守唄や母乳などそれは家庭が継承すべきこと。家庭の役割を位置づけてさえいればいい事です。またある程度の教育方針は地方に任せてもいい。江戸期は藩によって教育方針があった。長州の教育、薩摩の教育。そこまで極端でなくてもいいけれど、地方の人間は教育再生会議のメンバーと比べてそれほどバカではない。逆に再生会議のメンバーがそんなにえらいのか、と言いたくもなります。土曜も学校復活とか。右に左に、子供達は動物なのかだろうか。
いつも言うように、中央教育審議会が余りにも官僚ペースで活性化していない。このため再生会議にまさに再生を期待したのですが、これでは再生ではなく熊本弁で言うところの「まぜくり」いわゆる「混ぜっ返し」でしかないのでは、ないでしょうか。
政治活動の自粛期間がだんだん長くなるとイライラしてきますし、こんなちょっとしたことにも突っかかりたくなるのです。興奮しすぎました。お許しを・・・。