だまされないように
2007年05月24日
参議院選挙に向けて自民、民主とも、なりふり構わぬ地方向けの集票作戦に少しあきれます。ふるさと納税、子供の山村留学などは先に挙げましたが。今度は自民、民主両党とも農林業重視という。何をいまさら、と思います。山は荒れ放題、耕作放棄地も多いなど「国敗れて山河あり」のような状態にしておいて、一方で農産物の輸出など、根本的な解決につながらない都会人に耳障りのいい政策で目くらましをしておきながら、今農林業重視とは、と思います。
本当に地方重視なら「財源」「権限」「人材」を地方に移譲すること。そして地方の自主性と自立性を高めるようにすること、そのためには地方の能力が発揮される道州制導入によって地方政府をつくること。この事なしにどんな目先の政策を掲げても地方振興策にはなりません。大企業のメンバーで構成するブレーンと都市育ちの二世議員の発想で果たしてどこまで地方の痛みが分かるのか、と思うのです。
くれぐれも目くらましにだまされないようにしたい。もっと本格的な地方の対策を!
明朝の辻立ち7時20分菊陽武蔵丘北、8時石坂交差点