冠婚葬祭
2007年05月20日
五月はとにかく結婚式と葬式が多い。結婚式は連休を利用したり、季節的にいい時期だから、と理解しますが葬儀は何故こうも多いのだろうか、と思います。もちろん高齢社会だからでしょうが、それほどお年でない方の葬儀もあります。よく「船が迎えに来るから、まとまって葬儀がある」と言いますがそうなのかもしれないという思いにも駆られます。
事務所の冠婚葬祭費用もうなぎのぼりです。たぶん一般の方が月に必要な冠婚葬祭の費用を聞いたらビックリされることと思います。しかし結婚式はおめでたいことなので呼んでいただければ嬉しいものです。昨日も県議時代の同僚の息子さんの結婚式で久々に県議時代の仲間が集まり楽しい会話が出来ました。
その直前は葬式でしたが葬儀はまた、その方が生きてきた人生の歩みからさまざまなものを教えてくれます。現在亡くなられる高齢者の方は、戦争とその後の厳しい生活環境を体験されて来られた方ばかりです。いかに戦争が不幸をみんなにもたらすか、葬儀を通じて感じることが出来ます。昨日の方も東京に住んでおられましたが東京大空襲で全てを無くして熊本に帰られ厳しい生活の連続。やっと立ち直りのきっかけをつかむころ、今度は昭和28年の熊本白川大洪水で再び全てを無くされ、それからまた子供を育て懸命に生きてこられたということでした。享年91歳。最後は孫、ひ孫さんに見守られての眠りだったといいます。頑張れば最後は報われる、そんな思いでした。
冠婚葬祭で何かを学び取る、そう考えると費用も惜しくはありません、が・・。
明朝の辻立ち7時20分立野、7時50分高森、8時20分白水。