地方自治の真価が問われる

2007年05月16日

 政府の地方分権推進委員会でそれぞれの委員が「市議会議員の半分は要らない。夕張だって、大阪の放漫経営だって、全然チェックができていなかったじゃないか」「高い給料をもらって三流の存在。分権をするならもっと質を高めなくては」と辛らつな意見を述べていました。
 言い過ぎの面もあると思いますが、そのとおりと思う部分が多い。地方は、まだまだ自らに厳しくなくてはならない、と地元の議会、自治体を見て思うときが数多くあります。原因の一つは、やはり情報が少ない事。どうしてもその市、町の情報になりがち。もっと世界的な情報を入手して、勉強をしなくては流れについていけない。研修はやられていると思うけれど、やはり形だけのものになっているんでしょう。それと何とかしようと言う意欲、見識と思います。
 ただ地方は常に生活と向き合っている。顔の見えるところで行政も政治も行われていますので、中央の委員が言うほど杓子定規になれない、とい現実的な問題もあります。
 これからの地方分権。中央から色々言われないよう、地方も真剣勝負で立ち向かわなくては、形は地方分権でも実態は中央集権がますます進む、ということになります。
 明朝の辻立ち。7時20分阿蘇内牧、8時一の宮。