参議院とは
2007年04月25日
統一地方選挙が終わって次は参議院選挙です。各政党とも参院選挙向けの対策で手一杯のようです。しかし、政党政治になっている現在、政党の主張が明確になっていくことは悪いことではありませんが、どうも候補者本人の個性や特性が薄れてきているようで何かしら物足りない感じがします。
特に参議院はプロフェッショナルが多く集まるところです。衆議院は有権者や市町村長のために懸命に走り回りますが、参議院はもっと長い目で政治や社会を見て、将来に的確に対応できる政策を提言するところでもあります。そんなことを考えるとただ単に過半数を死守する、あるいは逆転させる、というだけの選挙でいいのかなという気がします。
自民党の部会に出ていたとき、教育問題で元東大学長の有馬先生が発言すると、会場は静かになりました。それほどの人材が多くいるところが参議院ですが、果たして衆議院議員を黙らせることが出来るような、専門知識を持った見識ある参議院議員が何人当選して来られるか不安でもあります。
数だけの政治にあまりにも傾きすぎると、確実に政治の力は衰え、それは将来の日本の衰退にもつながります。ちょっと理想論ですが、参議院としての特性が欲しいところです。
明朝の辻立ち7時20分菊池、8時大津。