永田町の感覚

2007年03月07日

 昨日から一泊二日の永田町研修に参加させてもらいました。現職の議員さんたちとの意見交換会です。昼間は先の私のパーティーで協力していただいた議員さんへのお礼参り。議員会館を一部屋ずつ回ってお礼を言いましたが、皆さん「頑張ってくださいね」と励まされ意を強くしました。
 更に仲間の議員さんの部屋を訪ねて政治情勢を聞きました。そして夜はメインの研修会兼懇親会。「北朝鮮問題」「政治と金の問題」「内閣改造問題」などそれぞれが情報と意見を述べ合いました。もちろん私は聞き役です。
 全体として感じたことは、「やはり永田町の感覚は国民とずれている」と言うことです。昼間スポーツ紙を地下鉄の売店に買いに行ったら、売店のおばちゃんが「もう政治もダメだよ。やめてもらわなくっちゃね」と言われます。私はバッジもはめていないし、私に言っておられる訳でもなさそうだし、買う人みんなに言われているのかな、と思いましたが東京の庶民の声を代弁しているようでした。
 しかし永田町から聞こえてくる言葉は「事務所経費などは法律違反をしている訳ではないし、攻めるほうも難しいと思うよ」「野党も余り攻めるとわが身に降りかかるし」と相変わらずの、国民感情を見ての反応ではなく、永田町内でのかばい合い。やはりこうなるのかなあ。私も永田町にいた時はこんな価値判断に傾いていたのかもしれない、と感じました。
 やはり今の政治、与野党ともに緊張感がない。「格差」と言っても言葉が先行して政治家が実感していない。教育も組織上の効率性が先行して、どんな人材に育てるかという奥深い論議に時間をかけていない、と実感しました。
 地方にいて、また都会にいても毎日の生活感覚からくる感情が最も大切、と改めて思った一泊二日の研修でした。
 明朝は早朝の授業のため辻立ちは休みます。