安倍さんの手法

2007年02月27日

 安倍総理の政治のやり方がだいたい分かって来ました。先日、郵政に反対して落選された議員さんが今度の参議院選挙で復党して出馬する、というニュースが出ていました。この議員さんは私も良く知っています。大変立派な方です。また安倍さんと思想的にも似ていますし、安倍好みの方です。だから復党なんでしょう。
 そのことについてはなにも言うことはありません。しかし、安倍さんのやり方は、自分が気に入った仲間を集めて、目標を決めてそれに走る手法だなあ、と思いました。
 この方法は問題解決がスピーディーですし、目標をはっきりさせます。その点では国民に分かりやすいかもしれません。しかし、一方で側近政治になる傾向がありますし、一度間違ったらそれをなかなか修復できないで、そのまま突っ走る危険性をはらんでいます。それだけに国民の監視が必要な所です。
 かつての中曽根総理は、もっとも思想信条が違う後藤田先生を官房長官にされました。後藤田先生は「おんぼろ神輿(みこし)だけれど担いでみるか」と言われたそうです。そしてあの長期政権です。総理とまったく違うタイプを中心にすえたことと、にらみの効く人材を充てたことが、絶妙のバランスと恐怖心を生み出し政権維持につながったのだと思います。
 果たして安倍政権の場合はどうでしょうか。まだ結論を出すのは早いんですがあんまり一方的に仲間だけで走っていると思わぬ所に落とし穴があるかもしれません。近く東京に行ってきますので、また情勢を探って来たいと思うんですが、中川幹事長の発言などを聞いていると、どうも水面下で何かが起きているような気がしてなりません。
 明朝の辻立ち7時30分山鹿、8時鹿本。