私語が多い、起立しない

2007年02月20日

 自民党の中川秀直幹事長、中川昭一政調会長が相次いで、今の安倍内閣のお行儀の悪さを批判しています。「私語が多い」「総理が来ても起立しない」など。閣外の党幹部がこういう発言をするのは前代未聞のことです。
 いくつかの原因があります。一つは安倍さんにカリスマ性がないこと。これは年齢や当選回数の問題ではありません。その人に備わった資質のようなものです。しかし、もともと気さくな話しやすい方で、そちらが魅力の方ですので、肩肘張らずに自分のスタイルでやればいいと思います。何も直立不動をすればいいという問題ではありません。
 二つ目は閣僚に、「何をやるか」と言う明確な目的意識がなく「大臣になることが目的だった」という人が多いこと。いわば論功行賞大臣が多く、なってしまったらどうでも良いくらいに考えているのではないでしょうか。こちらの方が問題です。少なくとも、小泉さんの時は「郵政民営化」という大目的があった。自民党内部でも民営化反対が多数を占めていた。そこに船を出していくという、緊張感と悲壮感があったようです。
 逐一情報が報道されていくことで、安倍総理も大変と思います。それだけに情報に振り回されないで欲しい。新聞、テレビは毎日報道しなければいけませんので何かしら書きます。その中で無視していい報道と国民生活のためにないがしろに出来ない情報の峻別をしっかりやることが大切です。
 明朝の辻立ち7時20分阿蘇内牧、8時阿蘇一の宮。