木材の自給率向上

2007年02月07日

 今朝は小国の辻立ちでした。さすがに県境の町です。大分県の自動車学校のバスが生徒を迎えに来ていたりします。しかい以前木材が好調だった頃は、木材、製材を積んだトラックが朝から頻繁に通っていたんだろうと思うと、寂しい車の通りでもあります。
 帰りに林業家の方のところへ寄って話を聞いてみました。昨年の後半から木材の取引が増えたそうです。日本全体の自給率も10パーセント近く跳ね上がったらしい、ということでした。理由は中国、インドが経済発展により木材の需要が増え、これまで日本に来ていた外材が、少なくなったためだ、と言っておられました。ほんの少し外国からの木材輸入が減っただけでこうです。いかに木材の輸入が国産材の需要を阻んでいるか、裏を返せば輸入材に頼っていると、いざというときどうしようもなくなる、ということです。自給率の向上は国家的使命である、と強く感じます。
 日本の商社が安い外国の山の権利を買い、輸入する。そんなことが続いてきました。それは農産物も、労働者も同じパターンです。やはりそれでは限界が必ず来ます。一定の自国の原料や製品、労働力を使うというのは国家が持続するための絶対条件です。
 WTOの関係もあるだろうけれど、全ての分野における自給率の基準はしっかり持っていなければなりません。そのための規制はもっと強い形で決めていかなくてはなりません。それが地方の活性化にも不可欠です。
 明朝の辻立ち7時20分菊陽武蔵丘北、7時40分石坂交差点、8時役場北。