裸の王様

2007年02月06日

  昨日のニュースを見ていたら、安倍総理に対して記者が「裸の王様になっているんではないか、と言う指摘もありますが」という辛辣な質問をぶつけていました。安倍総理は「そんなことはないと思いますけどネー」とまじめに答えておられました。安倍総理は本当にまじめ一筋なんだ、と感心しました。その一直線のところが魅力でもありますが、たまには癖玉を投げることも必要。誰も教えてやらないのでしょうか。
 これが小泉さんなら、そんな質問をされたら「俺は最初から裸の王様だ。よけいな衣装は必要ない」くらい言うでしょう。また柳沢発言にしても「泣いて馬謖(ばしょく)を斬る」くらい言って、早々に幕引きをされるかも知れません。
トップに立つ者、温かさと冷酷さ、一直線のところと煙に巻くところ相反する性格が同居していなければいけないのではないか、と感じます。
 先の県外での研修会でコンビニエンスストアー展開の責任者の方が言っておられた「そぎ落としの論理」を思い出しました。いろんなものを積み上げるな。必要なものだけを店に置け。総合ストアーになったときはその個性がなくなり店はつぶれる、というものでした。
 その「論理」とは少し違いますが、今の安倍総理の政治運営。まじめさと温かさで「復党問題」「政治家の事務所経費の問題」「大臣の失言」など数々の課題を温存しました。そぎ落とさない一途さが、今後の国会運営や国民世論、引いては統一地方選挙、参議院選挙でどういう結果となって出てくるのか、心配でもあります。私は来るべき選挙での同志の当選のために全力で走ります。
 明朝の辻立ち7時30分小国、8時南小国。