具体的な地方対策を

2007年01月31日

 国会の論戦が始まりました。各党の代表者が質問をしています。予想したように「政治家と金」「格差問題」「教育再生」「憲法問題」が取り上げられています。
 このうち格差問題は「地方の再生」と表裏一体です。ですから地方を活性化させるための、もっとダイナミックな政策が展開されなければなりません。しかし、派遣社員の正社員化とか、勝ち組み負け組みを固定化させないためのチャレンジプログラムなど、どうもスケールの小さい、そして言葉だけが先行している論議になっている感があります。
 昨夜のミニ集会では「坂本さん、チヤレンジ何とかなどきれい事は良いから、とにかく働く場所が欲しい。何か企業を誘致して欲しい」と懇願されました。
 地方は農業が本当に厳しい。さらに中小建設業をはじめとして地場企業も青息吐息。生活さえ出来ない、という状況が続いています。
 日本経済が元気があった頃、都市に工場を集中させず、地方に分散させる為「工業再配置法」をつくり国土の均等な発展を目指しました。さらに田中角栄総理により「列島改造計画」が策定され、企業団地、高速道路の建設が一気に行われました。土地の高騰や環境破壊という副作用を伴いかなりの混乱を来たしましたが、地方にとっては雇用の機会が増えたのは事実です。
 本来なら地方が苦しんでいる今、このようなダイナミックな政策が必要なところです。しかし、現在の企業は効率性重視でなかなか地方に来てくれません。地方より海外です。しかし、それでも本当に地方対策、格差是正を言うなら、地方の雇用の場の確保が必要です。
 自動車、半導体、食品産業など、日本の企業の力を今こそ地方に振り向けて欲しい。
 明朝の辻立ち7時20分菊陽武蔵ヶ丘北、8時菊陽役場北。