集落営農法人

2007年01月17日

 阿蘇地域の辻立ちに行ったら、他の政党の方がやっておられました。阿蘇地域は近く議員選挙があります。そのための辻立ちが始まったんだと思います。どうしようかと迷いましたが、こちらは以前からやっているし、聞くと「おはようございます」だけの辻立ちのようでしたので、構わず辻立ちを始めました。そうすると向こうの方も消費税の問題などを時折しゃべられるようになりました。あんまりやると、マイク合戦のようでみっともないし、また集中力もそがれうまくしゃべれませんので、やめました。人が話しているときにしゃべるというのは難しいものです。
 集落営農法人の立ち上げが始まっています。私の地元ではスムースな立ち上げができた所があります。しかし、辻立ちの帰り阿蘇の方に聞くと「まったく出来ない。第一参加者がいない。しかも米しか出来ないし大豆、麦などというのを作らないから参加しても意味がない」ということでした。
 耕地面積が狭く、作物が単作、しかも高齢者が多い中山間地は集落営農法人にするメリットがないようです。自分で食べる分だけ作っておく、ということです。そのうちに田畑も荒れてしまうことになります。
 農水省も私が以前委員会で質問したときに「効率が悪く、耕作放棄地になる所はあえてお金を突っ込まず、雑草地にさせる以外にない」と答弁していました。効率性と大きな流れから行くとそう考えるのが正論ではあります。しかし、狭い耕地を苦労して開墾してこられ、田畑にしてこられた先輩たちからすると合点がいかないところでしょう。
 集落営農法人は、土地の環境、人材、作物の種類でうまくスタートできたり、出来なかったり、つまずいたりします。農業の面においてもその地域の条件で格差が出てきます。その解決策は私自身はまだ見つけることが出来ません。
 明朝の辻立ち7時20分菊陽武蔵ヶ丘北、8時菊陽役場北