政党間の論争
2007年01月07日
連日、消防出初式が続きます。昨日に引き続き今日は地元大津の出初でした。昨日は団員に挨拶して回っていたら「坂本さん、この地方の実態を何とかしなきゃダメだ。好景気といわれているけれど俺たちには全然関係ない。ほらこの通りだ」と空の財布を逆さにして訴えられました。昨夜の飲み会に使い果たしたんだろうけれど、これほど強く言われたことは余りありません。それほど地方の実態は厳しい。それが事実です。
こんな状態に対する明確な政党からのメッセージがありません。今朝も菅直人さんと竹中平蔵さんの論戦を聞いていましたが、地方にとっての納得できる言葉は聞けませんでした。
「格差の解消」「弱い人への配慮」「地方の振興」という言葉は出てくるんですが具体策ということになると、各政党とも考えあぐねているようです。しかも参議院選挙を控えているだけに、増税などの話も出てきません。自民、民主の政策論争もいまひとつ対立軸が分かりません。
私の考えでは地方がある程度自立できる態勢に、今の時期に持っていくこと。その地方に責任の大半を任せられる状態にすること、これを最重点としていくべきと思います。それには補助金の一般財源化を進め、権限も地方に委譲し、それぞれの地方の責任を明確にすることです。そうすれば地方は倒産しないように必死になる。しかし、情報量や能力の問題もあるので人材の地方への移転も行わなくては、地方が右往左往するだけす。もっと地方の責任体制を、これが地方生き残りの秘訣です。
親の子離れ、ではありませんが、自治の環境を整えた上で中央の地方離れを断行すること、が大切と考えます。
これから今年一発目の結婚式に出かけます。子供が結婚して家庭を持つということ独立心を持つこと、まさに中央と地方の関係と同じです。