再び消防団
2007年01月05日
以前に消防団の大切さを書きました。今日から各地で消防出初式が始まりました。今朝は阿蘇地域の出初めでした。年々消防団も減少しているのでしょうか。しかしきびきびした態度は好感が持てます。
地方はますます若者が少なくなっています。都市部は分業体制が整い、消防もいわゆるプロの常備消防が災害、火災の際には活動します。しかし、地方は、それも辺地に行けばいくほど消防団が数多くの役割を果たさなくてはなりません。
消火、災害時の出動、人探し、イベントの用意など消防団に頼りだしたらキリがありません。まさに地域の自衛隊と一緒です。しかし、他に担い手がいないので仕方ありません。そこでこの際消防団の位置付けをもっと変えたらどうでしょうか。
地域の全体的な支援団体として位置付け、団員一人ひとりに「地域隊」的意識を持ってもらうと同時に、国や自治体も法律、条例を改正して単なるボランティアでなく、待遇面も改善しながら、あるときは自治体の支援組織として、またある時は福祉のサービス組織としてなど、色々な面に活用できる消防団にすることが、地域全体を守ることにもなると考えます。もちろん企業にもその責任を担ってもらい、何かあれば、地域の活動を優先させるようなことにすれば、全員参加の地域づくりの中核になるはずです。それだけ団員の責任は重くなりますが、それは地域を造って行く事の自覚にもなり、教育面でもプラスになると考えますが・・、どうでしょうか。