続続教育問題
2006年11月04日
・・教育に関するニュース、政策課題が連日出てきます。いじめによる自殺を発端に、必修科目の未履修、教育委員会のあり方、学校の隠蔽体質。熊本県においては県立高校の再編、またそれに伴うところの中高一貫教育制度の拡充など教育問題の裾野はとにかく広い、と改めて感じます。
・・私はこのような問題を一つ一つ取り上げその根本原因を見つけ出し、改善していくことも大切ですが、もっと大きな眼で人材の育成を考えるべきと思います。
・・例えば今、県内の高校再編にともない中高一貫教育を適用して欲しい、という要望が県内の地方から出されたいますが、これは現在の6・3・3・4制度を前提にしての話しです。根本的改革を考えるなら、人生のどの時期に何を教え、どう誘導していくかを考えるべきです。時代とともに子供も含め私達の環境は大きく変わりました。それに伴う子供の成長の度合いも変わります。
・・情報通信の発達に伴う圧倒的な情報収集量の違い。運動量、食糧事情それぞれに今の教育制度が発足した当時と比べると大変な違いです。それに比例して教育制度も変えるべきです。
・・私は義務教育の9年間。三つの過程に分けるべきと考えます。①しつけと愛情、社会的規範、協調性を植え付ける時期②学力向上と特性の発見の時期③学力向上と専門教育、の三段階。
・・就学年齢は一年下げ5歳から。①が5歳から7-8歳まで②が13歳まで③が17・8歳まで、の三段階。その年齢によって感受性、直さ、向学心、探究心が違います。もちろん個人的な違いはありますが、年齢の吸収性に適応した教育システムが必要です。
・・その上で、学校現場、教員の養成と社会的交流、教育委員会のあり方をはじめとする行政の仕組み、家庭教育のあり方などを考えるべきです。特に一人の教員に子供達の全ての教育を押し付けるのは無理がある。様々な教員免許があってしかるべきだし、学校は様々な教師を抱えていなくてはいけないと考えています。詳しくは後ほど書きます。
・・教育は幅広い。ひとつだけを見て改善してもどこかで、別の問題で矛盾が出てきたりする。全体をとらえること、それは人間そのものを知ることだと思います。教育改革は憲法改正と同じくらい時間をかけて取り組んでもいい。安直な精神面だけの強化は、人の心を間違わせる危険性があります。
・・昨日は久々に仲人を務めました。今日も結婚式、秘書だった田中君が結婚します。