雨不足

2006年11月03日

・・雨が降らなくて農家の皆さんたちは大変です。どこに行っても「今年は米が悪い。一反当たり六表くらいにしかならない」と嘆いておられます。また先日行った農家では春に収穫するいわゆる「春大根」の植付けの時期ですが雨が降らなくて植付けが出来ない、と言っておられました。他県では消火用の水を散水した所もあるそうですが、川の水を使うと大根などの場合病害虫の心配があるそうです。農業はいつの時代でも自然との戦いだな、と思います。
・・経済財政諮問会議に「攻めの農業」ということで、バイオ燃料や農産物の輸出が提示されたそうですが、もっと足元を見つめなくてはいけないんではないんでしょうか。
・・生産と集出荷、消費の流通体制をどうするか。輸出より国内の自給体制をいかに充実させるかにもっと知恵を絞るべきではないか。農業はあくまで自国のものを大切に、そして余ったら輸出に充てる、というのが基本です。農産物の輸出が儲かるなら黙っていても商社が手をつけるし、バイオ燃料も国家戦略としてやるなら各省庁の連携をもっと図るべきです。
・・いかに農家の生活を守り、大地を守り、環境を守るかを考えていかなくてはと思います。
・・雨対策を一日も早く。