天高くの気持ちで
2006年10月16日
「天高く・・・」という秋の季語はこのような空を言うんだろうなあ、と思いました。昨日、一昨日と抜けるよな青空でした。
そんな中、昨日は知的障害者のスポーツの祭典である「スペシャルオリンピックス」の結団式に行ってきました。今年の全国大会が熊本でありますのでその結団式です。以前この祭典の前に走る聖火リレー「トーチラン」に地元と国会議事堂周辺で参加し走りましたが、結団式の参加は初めてでした。
参加して、いいイベントだと思いました。まず障害者と向き合って、同じ土俵でこの行事を開催しようという姿勢に感服しました。そして官製のイベントではない。民間中心というのがいい。事務局長さんに聞きましたら、「1億円近くの予算が必要になるでしょう。しかし、県、市からの補助はわずかです。ほとんど個人や、民間企業の寄付です。最近は民間企業の理解が深まり本当に助かります」と言っておられました。
結団式も、知事や市長の挨拶といったお定まりのものでなく、民間中心。私が何故座っているかも不思議なくらい。きっと現職でなく、いち民間人として案内されたんだと思います。
やはり「官」に頼るのではなく、民間の力が一番大切。小泉総理は「官から民へ」と言われましたが、それも大切ですが、何もない中に民の力で運動やイベントを創り出し、それを持続させることが本当に大切な事、それが自立につながると感じました。
最後に私立高校生のアトラクションがあり、これもよかった。官製でない行事がいかにさわやかであるか、を感じたところです。
かなり前、新聞記者のころ、熊本である庶民派の方が参議院議員選挙に出馬されました。相手は組織政党の候補者でした。組織の力と名だたる政治家の応援、を相手に戦われました。相手は官庁や団体などでガチガチに固める選挙を展開しました。結局その方は惜敗でしたが大健闘されました。その方が掲げていた言葉が「天高く、下吹く風のさわやかさ」でした。
何事も天高く、堂々と、庶民の力を結集して進みたいものです。
明朝の辻立ち7時20分西合志、8時合志。