農作業の転機
2006年10月15日
・・稲刈りの真っ最中です。コンバインがせわしげに動き、カントリーエレベーターの前には、脱穀を待つ軽トラックの列が続いています。この刈り入れの時期と、田植えの時期が農村の連帯や活力を最も感じる時です。この後、各地秋祭りとなり豊作に感謝します。
・・しかし、よく見ると70歳台の方が中心です。若者の姿は見えません。また稲作そのものが取り入れも含め、機械化されましたので、その年齢になっても十分にできるのかもしれません。田んぼを見ながら知った方が作業をされていると「頑張っているなあ」と頭が下がります。しかし、これだけ働いて、一反当りの純益は5万円くらいでしょうか。一町作って50万円です。農業が元気がなくなるはずです。
・・いずれこの地域の協力風景も無くなって行くかもしれません。これだけ高齢者が多いと、あと5年もすれば受託法人で全てを行うようになるでしょう。すでにそうしているところもあります。その受託法人の性格が大切です。いよいよ19年産、再来年の稲刈りからは、集落営農法人で行うことになります。農業の転機です。問題は集落営農法人の性格、形態を幅広く、柔軟に認めることが大切と考えます。
・・明朝の辻立ち7時20分立野、7時40分高森、8時10分白水。