三代目と生き残り

2006年10月07日

・・今日は前にも紹介しましたが、自動車整備士で私の選挙の時、いつも名ドライバーをしてもらう松田健太郎君の結婚式でした。私達夫婦がふつつかながら媒酌人をさせていただき約240人の方がお祝いに駆けつけてくださいました。
・・披露宴はにぎやかなもの、和気あいあいのうちに終わりました。今日は公式の披露宴ですが、明日は私と松田君のところの集落「下町」の披露宴を地元の仕出屋でします。
・・新郎新婦がお色直しばかりなので、媒酌人の私に杯が回ってきてもうフラフラ。飲酒運転ならず酩酊日記更新です。
・・しかし今日挨拶しながら思いました。健太郎君のところは自動車整備工場。私達の小さい頃おじいさんが自転車屋として創業されました。以来60年近くと思います、健太郎君で三代目です。考えてみると私達のような小さな集落に三代同じ家業を継いだ人は余り見当たりません。三代続けるということがいかに難しいか、しかも私達の集落のように75戸位しかない小さいところで同じ商売を続けていくことの困難さを感じます。
・・親から子への教育と、時代の変化に応じた運営、経営をしていかなくてはとうてい続くものではありません。本当ならドイツのマイスター制度のように国が制度的に継承を保障していくような仕組みも必要だとも思います。
・・全てが新しいものへ、大規模のものへ、便利なスーパー的なものへ、というより地域で、パン屋さんや靴屋さん、八百屋さんなど専門店が代々続いていくことのほうが、地域の活力や集落の活性化にはつながると思うんですが、なかなか現実は厳しいようです。しかし、生き残って欲しい、それが集落が生き残ることにもつながります。