何を考える北朝鮮

2006年10月05日

 北朝鮮が核実験をやる、と宣言しました。あの国はもうどうしようもないところまできているようです。
今の金正日体制が続く限り、戦争への道に突き進む以外にないでしょう。戦前の日本と同じです。戦争をやる以外に道はない。そして国がズタズタになって政治指導者も国民もやっと目が覚める。それしか国を救う道はないようです。
 しかし日本と違うのは、日本は中国への侵略という明確な「目標」があった。こじ付けかもしれないけれど、アングロサクソンに対抗するため満州という五族協和の王道楽土を造り、東洋の価値観を世界に広げる、という理屈の元にアジアへの「侵略」が行われました。
北朝鮮にはそれがない。ただ脅しだけ。もし攻撃、もしくは侵略をするならどこをするというのでしょう。韓国だろうか。しかし韓国は同胞だし、いま北朝鮮に最も寛容な国になっています。後ろ盾の中国に攻撃をかけるはずはない。ロシアも利害関係が薄い。アメリカまでは遠すぎて攻撃が技術的にできない。
 そうするとやはり日本でしょうか。でも我が国に仕掛けても何にもなりません。欲しいのは戦後補償の1兆円で、そんなことをすればそれもとれなくなってしまう。結局、脅しだけの瀬戸際外交を展開しているに過ぎないようです。
 でも核実験でもされようものなら我が国への環境への影響が無視は出来ないし、困った国です。解決策は金正日がどこかに亡命をして、国を捨てること。後は暫定政権を作り、新国家に移行しておくことでしょうが、そうなると今度は新国家の主導権を巡り米中ロが争うことになり、また元の木阿弥になっていく可能性も。朝鮮半島はやはり火薬庫のようです。
 明朝の辻立ち7時20分山鹿、8時鹿本。