高齢者やりがい政策
2006年09月10日
・・昨日は結婚式二件を含め飲み食いが伴う会合が6件。大分抑えて飲み食いしたつもりでしたが、やはり許容量オーバー。帰ったときはフラフラで日記を書くエネルギーも残っていませんでした。
・・朝は阿蘇地方であった肉牛の共進会に出かけました。農家の皆さんが育てた二歳ほどの牛のコンクール。上位に入るとその牛はもちろん、その牛の子供達も高値がつくことになります。少し早く行って、牛の見方を勉強させてもらいました。背骨の形、お尻の形やモモの肉のつき具合、全体の形、成長の度合い、など様々な見方がありなかなか難しい。しかし、上位にランク付けされる牛はやはり、姿かたちがいい。
・・牛の見方を教えてくれた方が、「牛飼は面白い。丹精込めて育てた牛がどうランクされるか、緊張感がある。しかし、後継者がおらず年々牛を飼う農家も減っていくばかりだ」と言っておられました。牛の話を聞いていると、面白いものです。自分も1・2頭なら飼えそうな気がしてきました。大規模経営で採算性を考えるなら、飼育の方法、市場の行方、コスト削減など難しい問題ばかりでしょうが、後継者がいなくても高齢者のやりがいある仕事としては、適していると思いました。
・・考えてみると若者のフリーターが多い、その対策を、といっていますが、数で言えば高齢者のフリーターの方が断然多い。こういう方々にグランドゴルフなどばかりではいけない訳で、しっかりした政策を立てなくてはいけないと思います。たしかにシルバー人材対策などありますが、「ボランティア」の域を出ていない。
・・もっと高齢者がやりやすい産業と高齢者のやりがいを結びつける政策があっていいのではないか。例えば子牛を飼う「育成」や「繁殖」などは高齢者がやれる。また、私が議員として携わっていた栗の栽培なども高齢者農業に入ります。高齢者の方がこれらをやるために何人かで農業法人を設立するなら、それに特別の支援を上乗せする。また農業だけでなく企業、教育機関なども高齢者が中心となって立ち上げる場合は、公的に援助する、などの政策があれば、高齢者の方がさらにやりがいをもって、あらゆる分野の産業に参加されるようになるのではないでしょうか。
・・高齢者の方ですから規模拡大はされないし、経営は利益優先でなく確実に維持継続される事を第一とされるでしょう。また、いずれ超高齢者になり働けなくなる日が来るわけですから、年限を区切って支援したり、その法人を認める、といったことも試していいのではないでしょうか。第一予算がそんなに要らないと思うんです。だれか自民党の総裁選候補者にそういう政策を掲げる人はいないかなあ。再チャレンジは何も若者だけでない「シルバー再チャレンジ」の政策があってもいい、と思うんですが。
・・月曜日の辻立ち7時20分山鹿、8時鹿本。