情けないなあ、難しいのかなあ
2006年08月24日
自民党の総裁選挙。安倍官房長官への流れが加速しています。バスに乗り遅れるな、とばかりにあらゆる理由をつけての鞍替え。ある代議士などは、安倍さんと伴に歩く歌、なんかつくって、ゴマすり。そこまでしなくちゃいけないんだろうか。情けない限り。もちろん小選挙区制になり総裁と幹事長が絶大な権力を握るから逆らえない、ならば少しでも擦り寄ろう、という気持ちは分からぬでもありません。しかし、国家を考える政治家でしょ。自分の理念、思想にもっと正直に生きなくっちゃ。
小選挙区制、大型公共事業の削減で派閥や政党のかたちや中身が変わってくることは事実です。派閥を中心とした金とポストの政治から政策を中心とした政治に変わることは嬉しい。しかし、一方で自らの思想信条を捨て、権力に擦り寄りポストを狙う姿は、果たして政治家だろうか。自民党株式会社のサラリーマン社員にしか過ぎないのではないか。
中選挙区時代の政治家から小選挙区時代の政治家に代わる時期。また派閥の存在がなくなろうとするときの議員の生態。今回が過渡期とは思いますが、どうも政治がどう進むのかわからないし、存在感のある政治家が少なくなっている。これで果たして外国との交渉が出来るのだろうか、その前に官僚の言いなりにならないんだろうか、と不安です。しかしこんなこといっても、自分自身はただの人だからどうしようもない。舞台に上がれるようにすることが先決なのですが・・・。
明朝の辻立ち7時20分植木町。