大国のパワーゲーム

2006年07月16日

 昨日は午前九時から、小国町で九州ホッケー選手権大会の開会式。九州の高校、大学、社会人、クラブチームなどが一同に集まっての九州ナンバー1を決める大会に熊本の会長として出席しました。
 その後は一日中、鹿本、植木地域の初盆回り。汗とお茶は相変わらずでした。
 夕方からは、大学の熊本大会。年一回の大きな大会です。同窓が150人以上参加しました。東京からは元衆議院議員で今ОB会会長の中山まさあき先生、さらに九州各県から幹事、理事の方が出席されていました。高校の同窓会は私が8期生ですので、先輩は7期までしかいなく、少し大きな顔をしていてもいいのですが、大学は125年の歴史。先輩の前で小さくなっていなくてはいけません。しかも弁護士、政治家、実業家と偉い方ばかり。
 昭和19年卒業の大先輩が乾杯をされると、後輩たちは一斉に先輩の所にお酒を注ぎに行っていました。同窓会のいつもならではの光景です。
 早めに帰ろうと途中抜け出しましたが、昨夜は三日連休の初日からか「○○にいるから来い」という留守電が三本。「ノー」とは言えず、三軒をはしご。結局午前零時近く、意思を強く持ちたいものです。しかし、久々の人ばかりだったからなあ。
 明け方のニュースは国連が安保理で日本提案の北朝鮮決議案を全会一致で採択したというニュース。ただし、制裁や武力行使を伴う国連憲章第七条は削除しての採択です。結局、中国、ロシアの大国に押し切られ、一方で仲裁に入ったイギリス、フランスの顔を立てる結果となりました。しかし、私はこれでよかったと思います。まず、日本の提案をみんなに飲ませること。それが北朝鮮の非法さを世界に訴えることにもつながりますので、ひとまずこれで我慢していると、北朝鮮はまたミサイルを発射します。そのとき今回の決議は強制力がなくても生きてきます。
 しかし、大国は強い。北朝鮮は完全にこれらの道具になってしまいました。いつか、北は孤立を強め暴発すると思います。戦前の日本と一緒です。
 それにしても国際政治の中に身をおけば面白いでしょうね。丁々発止の攻防、それは国益という大変な使命を背負っての交渉。一歩間違ったら国民を奈落のそこに落としかねない。こんな緊張感を持ってやるのは外交が一番。アメリカの政治家のバロメーターは外交、安全保障がどれだけ出来るか、ということでしたが、これにはまったら、外交というのは止められないでしょうね。
 北朝鮮の出方によっては東アジアに再び緊張感が走り、国連がまた決議をということにもなりかねません。しかし世界の今の危機はやはりイスラエル、レバノン戦争。原油は上がり、株も下落しています。世界は忙しい。
 火曜日に辻立ち7時20分西合志、8時合志