志高く
2006年04月06日
私が理事を務める医療系専門学校の入学式に行きました。その学校は、リハビリの療法士を養成するところで、今大変な人気です。今年も約百人の卒業生に対して4000人の求人があり、就職はもちろん100パーセントでした。それだけに、入学試験も難しく、今年も難関を突破した学生が、ほぼ、定数通りに入学してきました。
目的がはっきりしていますので、普通の大学と違い学生も気持ちの持ち方が違います。社会人を経験したり、大学をやめて入学してきたりしている学生も多く、新入生の宣誓にしても「医療に携わる人間としていかにあるべきか。そして、人への愛情をもって接しなくてはいけないか」というような、ほかの大学では聞けないような事を、述べていました。
ただし、高齢化社会で、療法士の需要は増えますが、一方で医療費を抑えるためさまざまな医療制度改革が進行中で、療法士の頭数を抑えようと言う国の姿勢も見えます。今後は、これまでのようには就職も行かなくなるかもしれません。それだけに、この種の専門学校のレベルアップ競争が激しくなりそうです。しかし、学生たちは、体だけでなく、心のリハビリの必要性も認識しており、今の気持ちを忘れず、志高く今後勉強に取り組んでもらいたいものだと、思いました。
ご両親や祖父母の出席者も数多く、さすがに、少子化のなかで、子供たちが大切にされているなあ、と感じたところです。
自宅に里帰りしていた、私の次女も今日東京に帰りました。8日が日本武道館で入学式だそうです。熊本では望み通り、焼肉を食べに行き、サウナに行ってあかすりとマッサージをしていました。4キロ太ったと、言っていました。私は焼肉だけ一度付き合いました。後は女房が一緒だったようです。入学式にも「もう最後だから」と、女房が行くそうです。やはり、今の子供には両親のどちらか、また祖父母が付きっ切りのようです。甘やかしすぎと言うか、親や祖父母がそれを楽しんでいるというか・・。やはり時間的余裕があるんでしょうね。
明日の辻立ち7時20分植木町