同期当選組

2006年04月04日

 先の水俣市長選挙で、県議会平成3年当選の同期当選組の江口さんが落選したことは書きました。今度は、日曜日に行われた宇土市長選挙に、同期当選組の林田博達さんが出馬して、やはり落選しました。3年前の県議会議員選挙で4期目を目指したんですが落選、再起を期していましたが、急遽市長選に出馬したところです。
 現職の市長さんが出馬され、当初より劣勢が伝えられたいましたが、その通りとなりました。宇土の近くの三角に行く予定がありましたので、自宅に林田さんを訪ねました。朝8時ころ、彼はいました。さすがにがっくりしていました。しかし、本人は「こんなにみんなが頑張った選挙はこれまでなかった。確実に当選すると思っていた」と言いました。しかし、4千票近くの大差。「あきらめもついた」とも言っていました。
 選挙は当選すると思うから出ます。本人は手ごたえもよく負けるはずがない、と思います。私のときもそうでした。しかし、客観的に見るとそうでもありません。本人は絶対に当選すると言う強い意思を持っていなくてはいけませんが、一方で、冷静な判断力もなくてはならない、難しいものです。
 私は林田さんは次の県議選に出る、そして再起を果たすと思っていましたので、本当なら目標を変えないで進んだほうが良かったのかもしれません。しかしそれはその人の判断です。どちらにしても、何のために選挙に出るのか、そして何をやるのかという、明確なメッセージがなくてはいけない、と思います。有権者はそこをしっかり見ているとおもいます。ただひたすら、次回の県議会議員選挙復活を目指して努力していたなら、きっと有権者の方はそれを認められた、と思います。
 目標を変えない、ひたすら愚直に進むこと。政治を志した人間にとって大切なことと改めて思いました。目標を維持することは難しいことに違いありませんが、それでもひたすら、次の目標に向かって進みます。
 明日の辻立ち7時20分小国、8時南小国。