「道」の体質

2006年02月13日

 朝7時前辻立ち出発、1月より大分明るくなりました。自然は時々気まぐれも起こすけど、確実に四季の時間を覚えているようです。
 先週まで一週間単位で色々なことが起きてきました。紀子様御懐妊による皇室典範の改正が見送られたのが最後の大きなニュースでした。今週は何が起きるのでしょうか。
 昨日は少年剣道の防犯大会の、主催・実行委員長でしたので、剣道会場にいました。みんな礼儀正しく、必死に勝負していました。このまま成長してくれれば、剣道の役割を十分に果たすことが出来ます。
 問題は大人のほうの対応です。武道関係は、他のスポーツも体育会系だったら大なり小なり同じかもしれませんが、上下関係が余りにも厳しく、途中でやめていく子供たちが多いということです。上下関係は闘う競技ですのでなくてはなりません。しかし、先輩や高段位の方の言うことが絶対的になることがあります。それは日ごろの活動にも及び、下のものが黙って奴隷のように使われるということになりやすい。それが若者たちのやる気をなくさせます。
 私の所属している剣道連盟はそんなことがないように、指導の時と一般の活動の時は区別して、指導のときは指導者の意見が絶対だけどそれ以外は選手、保護者一体になって民主的に運営をやっていこうと、会長と話し合っています。武道に限らず、日本の「道」と名のつくもの。華道、茶道、日本舞踊など、どうしても必要以上の上下関係になりがちです。家元制度的なものも大切かもしれないけど、みんなが運営に参加できる体質にしていくべきと思っています。それは社会づくりも一緒だと思います。
 明朝の辻立ち7時半西合志、8時過ぎ合志町。