紹興酒

2005年05月19日

台湾に行って以来、紹興酒が美味しいと感じるようになりました。
昨日も都内で熊本の中国料理店が経営する店に、浪人中の次女と行きました。料理を3-4品注文して私の飲み物は紹興酒、もちろん娘はウーロン茶です。
「5年もの、10年もの、15年ものがございますが」と店の方。「15年ものはいくらですか」「1合1500円です」。「5年ものは」。「1000円です」。「それでは15年ものを下さい」
紹興酒が運ばれてきました。ワゴンに大きな壷が乗せられ、ワイングラスのようなものにひしゃくでうやうやしく注がれました。ワインのように持って飲んでみるとなかなかうまい。なんともまろやかな感じです。
すぐに1合は終わりました。あとの注文ですが、5年ものと飲み比べてみようと思い「5年ものを下さい」。
運ばれて来たのは、5年物が入ったお銚子と杯です。壷から汲み上げる儀式もありません。「えらい差だな」と思いながら手酌で杯に注ぎ、飲みました。
少しガサガサする感じだけど15年物と余り変わりません。2杯、3杯と飲み重ねると全く味は分からなくなりいい気分になりました。
「まだまだ、紹興酒の5年物とか15年物とか言うのは10年早い、ばか者が」という声が聞こえてきそうです。これから一番安いのを注文します。
しかし、その中国料理店は美味しいです。
熊本のホテルキャッスル内の店がやっているため贔屓目にみているからかもしれませんが。
新橋寄りの銀座にあります三井アーバンホテル内の「桃花源」。中国料理と5年ものの紹興酒はいかがでしょうか。通の方は15年ものを。