心構え

2005年12月27日

郵便局から電話があり、弔電が葬儀に間に合わなかったのでお詫びに来たい、ということだったそうです。先日も三通が届きませんでした。先日の郵便局とは違う局ですが、こうも遅配が続くと色々勘ぐりたくもなります。郵便に対する信頼と安心も揺らぎます。
郵政の民営化は今後進められていきますが、郵便事業は事実上国営として存続します。郵便株式会社の持ち株の大半を国が持つことになるからです。いまからこのような状態では心配にもなります。一つ間違いがあるということは、いくつかの危険な状態があり、それがたまたま表面化するということです。
人の問題か、組織上の問題か、また技術上の問題か点検の必要がありそうです。
先日大学の先生が「ブラックボックス」ということを言われていました。航空機の誘導にしても、電車の操縦もまた情報の伝達も、このボタンを押せばこうなると、信じてみんなやっているが、何故そうなるのかそこを、最初から最後まで説明できる人は誰もいない。現代の事故はすべてこのブラックボックスからきている、ということでした。
本当に何がどうなってこの社会が動いているのか、誰もしらないまま進んでいくことの怖さを感じます。最後は人間の心構えの問題です。
郵便局の皆さんは本当に頑張っておられます。ただちょっとした心構えの問題が、ミスを誘発します。私も心構えをしっかり持っていないとどうなるかわかりません。今年も後わずか、油断しないよう気を引き締めます。それでもミスは起きるんですよねー。頑張ろう。