ショッピングセンター

2005年11月28日

  郊外にショッピングセンターが出来たことで、中心部のデパート、商店街が苦戦しています。中心部はさまざまな対抗策を出しています。
 日曜日、郊外のショッピングセンターに行ってきましたがなかなか便利です。本を買いに行ったんですが、本の数も多い。「これだったら、暮れの混雑する中、中心部まで行かなくてもいいな。時間がずいぶん節約される」と感じました。しかし、街づくりの観点から言うと、そう便利なだけでいいとは言えません。中心部だけでなく、町の商店街もダメになるし、最終的にはショッピングセンターも同士討ちでお互いつぶれていく可能性が高いのです。町や、地域全体としてさびれていきます。
  国では今この状態を改善するために、「まちづくり3法」という三つの法律の改正に取り組んでいます。「中心市街地活性化法」「改正都市計画法」「大規模小売店舗立地法」の3法です。しかし時すでに遅しの感があります。これだけ、郊外が荒らされて、これからどれだけ法律で規制出来るか疑問です。「ころばぬ先の杖」が欠けていました。
  そこに行くとヨーロッパの規制は厳しい。郊外にはショッピングセンターはもちろん、アパート、家の建築も規制しています。日本も規制はありますが、すぐ理屈を付けてなし崩しになります。
  やはり、以前城壁の中で生活があったヨーロッパと外敵からの侵入が無く、城下町として発達し、お城以外は開放的であった歴史の違いでしょうか。
  便利さだけでなく、ある程度の窮屈さがあってこそ、町並みが出来、生活が持続するのでしょうが、日本は窮屈さを嫌い、便利さを求める方だけに走っています。もう一度考え直していきたいものです。
  明朝の辻立ちー7時20分西合志ニコニコドー前交差点、8時合志町JT前交差点。