皇族
2005年11月16日
私は大の皇室ファンです。天皇皇后両陛下、皇太子妃両殿下を見ると日本は本当に良いなあ、いい制度だなあとつくづく思います。相撲の時など、両陛下の姿が見えなくなるまでテレビをじっと見ていると女房が「ああたも好きねえ」と言います。「バァカ、これに勝るもんはなかぞ」と言って見ていると、女房は苦笑しています。女性は美智子皇后とか雅子様とか一人一人には物凄く興味を示しますが、皇室全体や、天皇制というものに関してはあまり考えないのではないかなと思いました。これはうちの女房一人のことかもしれません。
昨日の紀宮様の御婚儀もそうでした。夜帰って私は真剣にテレビを見ていましたが、女房は後片付けをしていました。後で一緒になってテレビを見てああだこうだと、お互いに論評をしましたが、私はただ感動するだけ。女房は「あのネックレスは200万円くらいはするだろうね」と全く感じるところが違います。
皇室の行事を見ていつも小気味よく思うことがあります。それは、天皇皇后両陛下のそばに、小泉さんら総理大臣などがいるのですが、かしこまって小さく見えるのです。あの、けんか上手の小泉さんがまさにおとなしく、従順な配下のように見える、これは皇室2000年以上の歴史からくるものでしょうか。総理大臣がある時は居丈高に、ある時は借りて来た猫のようにと、なかなか日本の制度はバランスがとれています。
それにつけても昨日はおめでたい。いつも言いたい放題の石原東京都知事もしんみりと感想を述べておられた。政治家も時にはこうも謙虚にならなくてはいけない。いざと言う時の皇室、やはり日本にはなくてはならないものです。