地方の疲弊

2005年11月15日

  昨日の昼は阿蘇のお祭り、夜は天草にいきました。阿蘇のお祭りは、地元の人たちが神楽を舞い、五穀豊穣に感謝した後みんなでご馳走を囲み、お酒を飲みます。みんな上機嫌でした。なかなかいい地域です。
  夜の天草は、先輩が、コノシロが今うまいから食いに来い。そして色々と話したいこともあるから、ということでしたので行って来ました。地元のコノシロはうまい。コノシロの刺身、ゴマ和え、酢漬け、そしてコノシロ寿司とコノシロづくしでした。日本酒もうまく、いい気色になりました。
  しかし気になるのは山も、海の町も活気がないということです。特に海は驚きました。立派な波止場があるんですが、大きな船は一隻しかいませんでした。朝、以前だったら、桟橋に船が次々に入り通学の生徒や通勤者、買出しや行商のおばさんでごった返していたんですがそれが全然ありません。橋が出来、車で通勤、通学、また生徒の数も極端に減っています。昨夜飲んだ先輩に「こんなもんですか」と言ったら「もう打つ手がないんですよ」とあきらめ顔です。
  やはり、地方の疲弊、衰退は激しい。どうすれば活気が戻ってくるのか、愕然とせざるを得ません。いつも大津にいて割合朝の賑わいに慣れていましたので、改めて、山村や港町のさびれように、寂しさを感じました
  私も、漁港町の牛深生まれですので、なおさら心が痛んだところです。