中央指導
2005年11月10日
最近の自民党、政府を見ていると党本部主導、官邸主導が目立って来ました。自民党公認を都道府県議会議員も党本部が行う、また三位一体の改革を官邸主導で行うといった具合です。
地方や各省庁に任せていても一向に改革が進まないための措置だと思います。
私は一時的にはいいことだと思います。地方、官僚はさまざまなしがらみがまとわりついてなかなか、思いどうりに行かないのが現状です。この際思い切って大なたを振るって欲しいと思います。
課題はその後です。いつまでも中央指導では地方の自主性や自立心は育ってきません。いったん筋道を中央がつくって、後は地方の裁量に任せるという手法が大切だと思います。
地方は狭い社会ですので、どうしてもしがらみや貸し借りが発生しやすい環境にあります。癒着や硬直化が進みやすいものです。それをどう断ち切るか。課題になります。「義理と人情」もある面では必要ですが「泣いて馬謖を斬る」勇気をどこまで持てるか、が問われるところです。
我田引水になりますが、それを進めていくと、最後は、政治・行政の形態はその重心をいずれ中央主導から道州制に切り換えていかなくてはいけないと考えます。少し真面目に書いてみました。