尖閣諸島

2005年01月13日

12・13日に衆議院安全保障委員会で、我が国の領土である「尖閣諸島」を自衛隊機で視察しました。
参加者は、小林興起委員長以下10名。
まず、沖縄県庁で稲嶺県知事らと会い、沖縄の基地と尖閣諸島問題について話し合いをしました。
在米軍基地については、在日米軍基地の75%を沖縄1県で負担しているため、その負担軽減について切実な要望がありました。
さらに、日米の地位協定も改善の必要があると訴えられていました。
特に、昨年は米軍ヘリが沖縄国際大学構内に墜落した際、日本の警察担当者が現場にも入れなかった実情を訴えられました。
尖閣諸島問題については、日本の領土であること、また日本の防空識別圏(日本の空域であるということ)をはっきり中国・台湾に訴えてもらいたいという要望がありました。

このあと私達は自衛隊那覇基地に行き、自衛隊機YS11で尖閣諸島へと向かいました。
尖閣諸島は魚釣島など大小5~6の無人島からなる島です。
そのうち最も大きい魚釣島ではかつて、日本人がカツオ節の生産工場などを建て、住みついていた所であり、れっきとした日本の島です。
しかし昭和43年、日本・中国・韓国の合同専門家チームが海底に石油や天然ガスなどの豊富なエネルギーが存在すると発表したとたん、中国・台湾が領土として主張するようになりました。
私達は、魚釣島を高度300m位で低空飛行して、周囲を旋回しました。思った以上に大きな島です。
平坦部と同時に約350mの高さで密林に覆われていた島でした。
日の丸掲揚代でも建設したい気持ちになりました。
その後宮古島の空港に着陸しました。
宮古島空港では自衛隊機を使って視察し、宮古島空港に着陸したことに反対する集団がシュプレキコールをあげていました。
しかし、尖閣諸島を視察するには自衛隊機しかありません。的外れな反対行動だと思いました。
今回の委員会派遣視察を終えてみて、日本の国境の大切さを改めて認識しました。