菜の花プロジェクト
2007年05月22日
女房が「菜の花プロジェクト」という事業に懸命です。この運動は地球温暖化の防止から出てきたもので、菜の花を植えて、菜種油を作り、それを使用した後の廃油を各家庭から回収してバイオディーゼル燃料として再生して使う、というものです。
家庭で使用する油がほとんど捨てられているため、リサイクルにつながるし、バイオディーゼル燃料が二酸化炭素を増やさず、環境負荷が少ないために地球温暖化の防止に貢献する、という訳です。バイオエタノールはガソリンに混ぜますが、バイオディーゼルはディーゼル車ですので営業車などに使用するということです。
昨年この運動を知り「これだっ」と思ったんでしょう。いろんな人に話を聞いて、仲間と運動体を作り、地元の菜種油製造工場と話し合い、次に休耕田を探して菜の花を植え付けました。菜の花満開の頃には啓発運動をかねて「菜の花コンサート」をやり、明後日が刈り取りだそうです。女性は思いこんだら恐ろしいというか、実行が早いというか、酒でも飲みながらあれこれ論議する男性とは大違いです。
私も触発されて最近はだいぶ「菜の花化」してきました。ただ、ここまでは住民の運動で出来ますが、これから本格的に大量にやろうとすれば、どうしても行政の力が必要になってきます。
家庭からの廃食用油をいかに効率的に回収するか。また製造費はまだコストがかかりますので技術改良は産学協同でやらなくてはなりません。ディーゼルに再生した廃油燃料を何パーセントか混ぜると軽油税がかかります。課題は多い。しかし、住民パワー、特に女性の力は強い。今、刈り入れの準備に余念がありません。あまりの熱意に私も手伝っていくことにしました。男性の出番はこれからのようですから。
明朝の辻立ち7時30分山鹿、8時鹿本。