参議院選挙までは

2007年04月22日

 昨日ある会合で野党の国会議員と立ち話をする機会がありました。「重要法案が次々に国会に提出され可決されていっていますが野党としてどうなんですか」とお伺いしましたら意外な答えが返ってきました。
 「いや、今出されている法案は与野党あまり対立点がない法案です。本当に対立するような法案は全て引っ込めてきます。だから戦うのに手をこまねいている部分があります。参議院選挙までは国会に波風立てず、という作戦でしょうね。実に巧みですよ」と言っておられました。
 そういえば安倍総理、かなり右寄りの国家観をもっていらっしゃると思うんですが、就任後に中国を訪問して、中国に対する刺激的な言葉は避けられています。従軍慰安婦問題もいったんは日本は謝るつもりはない、と言ってみたものの諸外国の反発が強いと見るや、心からの謝罪を、と言っておられるのが今朝の新聞に出ていました。柔軟、あるいは変幻自在、現実的政治と言えるかもしれません。
 「小泉さんは反発があろうと、どんどん自分が考える法案を出して来ましたので緊張感もあったんですが・・」ともその議員さんは言っておられました。
 安倍さんは若い割には国会運営にたけておられるようです。しかし「美しい国」の内容がもう一つ伝わってこないところもあります。参議院選挙後に本当の安倍総理の政治、政策が出てくるんでしょうか。
今日は統一地方選挙の投票日。熊本市議会議員候補の「田中あつお」はどうなんでしょうか。気になります。
 明朝の辻立ち7時20分菊陽役場北、8時西原交差点。