供給が需要を生む

2007年04月12日

 もううんざりです。大リーグでの松坂対イチローの対決。試合の一日以上も前から大々的な報道ぶり。異常です。無理やり見せ付けて、そのうちにその気にさせてしまうという仕掛け。良くありません。 最近この種のものが多い。ボクシングの亀田兄弟も一緒です。どんどん提供してそのうちに買わなくてはならなくなってしまう、また見なくてはならなくなってしまう。いわゆる供給が無理やり需要を生み出す、というやつです。これで消費が向上して、景気回復の兆しが見られる、などといつも言っていますが、果たして健全な経済、健康な生活スタイルだろうか、と思います。
 今、貧乏しているので余計なものは買いません。デパートやスーパーをうろうろしない。したらすぐ買ってしまうから。
 本屋さんに行っても、これまでは買いたい本のほかに面白そうな本があると買っていました。最終的に3-4冊買ったりしていましたが、今は本当に読みたい本を1冊買ったら帰ります。音楽関係もそうです。本も1冊しか買わないとそれをしっかり読みますし、CDも本当に聴きたいものだけで十分。物の価値を感じます。それでいいのではないか。消費向上のためにひたすら口を広げさせて詰め込むのは、糖尿病世界、フォアグラ社会を造るだけ、ではないでしょうか。
 明朝の辻立ち7時20分山鹿、8時鹿本。