この度の件について

2009年01月06日

 昨日、総務省の仕事始めの挨拶で、私が「年越し派遣村」のことに触れまして、そのことで関係しておられる多くの皆様方に御不快な思い、あるいは御迷惑をおかけ致しました。昨日の発言を撤回させていただき、そして、関係者の皆様方に深くお詫びを申し上げたいと思っております。本当に申し訳ありません。
 発言の意図は、次のとおりです。年末から年明けにかけて地元熊本をずっと回ってきました。中小企業の方々、あるいは派遣切りにあった方々、これから派遣切りに合うかもしれない方々、雇用不安をもたれている方々、それから農業者、あるいは零細企業者等いろいろな方々に会い、本当に地方の不安感というのは大変なものであると感じました。派遣切りにあわれた方々も親戚のところに身を寄せたり、あるいは知人のところでお手伝いをしたりということで、皆さんがどこにこの苦境を伝えたらいいのかわからないけれども、それぞれが協力をして懸命に努力をしておられました。この状況を何とか政策に結びつけていかなくてはいけないという思いで東京に出て参りました。
 東京では、年越しから派遣村というのができており、地方とは大変な違いという思いをいたしました。東京には自分たちの意見をアピールできる場所があり、多くの方が集まっていることを考えたとき、本当に別次元のような気がして、昨日の発言になりました。しかし、実態をよく把握しないままの発言でした。申し訳なく思います。
 東京には東京の問題があり、地方には地方の厳しい事情があり、こういった状況をしっかりと見据えて、今後も政治活動に取り組んで参ります。