やっぱり株価中心?
2008年10月13日
株価が世界的に下がったことで、政治も一時休戦の状態です。先輩代議士に「これで解散総選挙は来年に延びるのでしょうか」と聞きましたら、「そんなことはない。10月下旬が一番可能性は高い。ただ株価次第。それまである程度落ち着けばの話だ。第二次補正予算をすぐ準備するが、これでも株価が下がり続けるようなら来年に持越しかもしれない」と言われました。やはり政治も株価次第のようです。世界が恐慌におびえている中で日本だけが解散・総選挙で政治の話ばかりでは世界の顰蹙(ひんしゅく)を買います。
昨日は山間の村の運動会に参加しました。戸数は70戸弱。つい十数年前までは小学校も中学校もあったんですが、既に両方とも廃校になっています。競技にも参加し、後の打ち上げにも入れてもらったんですが、皆さんの意見は厳しい。「自民党の言うとおりにやって来た結果がこれだ。結果として自民党の農政が間違っていたんではないか。坂本さんに頑張ってもらはなくては」といろんな方が言われました。「坂本さんに頑張ってもらはなくては」というのは私が目の前にいたから付け足しでしょうが、それほど自民党へのうらみつらみは、山間まで浸透している、ということです。
自民党の政策の悪さもあるでしょう。しかしそれだけではないはずです。社会の流れ、高齢社会への対応の仕方、などいろいろな原因があります。しかし結果的にそれは政権政党の責任になります。歯止めのかからない人口減少。燃油や肥料、飼料の高騰。農産物の価格低迷、生活できない苦しさ。その不満は全て政治にきます。自民党も反省すべき所を反省して、そのことを明確なメッセージとして国民の皆さんのもとに伝えてそのうえで新しい政策を打ち出さなくては、選挙は負けます。ここは政権政党の苦しい所。しかし、その出直しをやらなければ選挙がいつあろうと、国民は納得しません。目線の厳しさを改めて感じました。