日本拳法と空手
2007年03月22日
昨日の日本拳法の理事会で話題になったことがあります。日本拳法は柔道、空手、ボクシングなどを組み合わせたものです。寝技、立ち技、パンチ、関節技と何でもあります。しかしスポーツとしてのルールは厳しくしてあります。このため自衛隊の格闘技として採り入れられています。戦場で敵と格闘になった場合に最も役に立つ武道だからです。自衛体内では「徒手格闘」と呼ばれています。しかし最近、日本拳法より空手を採り入れる傾向にあるということです。しかも練習は相手を殴らない「寸止め」等で行われているようです。
昨日の理事会ではそのことが報告され、「軍事の実戦部隊としておかしい。戦場で格闘になった場合に、寸止めで練習しているスポーツとしての空手が役に立つのだろうか。やはり日本拳法で鍛えるのが戦う集団として大切なのではないか」という意見が出されました。もっともなことです。
スポーツとしてなら、やるほうも、見るほうも楽なほうがいい、楽しいほうがいいんですが、実際の戦場となるとそうもいきません。しかし、戦場経験がない今の自衛隊はどうしてもスポーツとして、拳法より普及している空手に流れがちのようです。「由々しき問題」と理事会ではなりましたが、これをどう自衛隊に届けるか、会長としての課題が出来ました。
明朝の辻立ち7時20分立野、7時50分高森、8時20分白水。