省庁間の壁を取り外せ

2007年03月13日

・・先日ある山間地の集落でミニ集会をしました。そこは80戸くらいの集落。高齢者が大半です。小学校もありましたが児童数が7人くらいになったために、6―7年前に廃校となりました。しかし、体育館は建設したばかり、校舎も鉄筋の二階建てでまだ使えるものでした。
・・現在は体育館は地元住民の体育施設、緊急の時の避難場所、様々なイベントの会場に、と結構利用されています。しかし、学校の校舎のほうはあまり利用されずにそのままです。
・・地域の方々が知恵を絞って高齢者の施設に改修できないか、と町に陳情されましたが「教育以外の利用は国から許可が下りない」との事でした。
・・今、こういった学校で廃校になったところ、物産館などで中断しているところなどバブルの時の廃墟があちこちにあります。これらをリニューアルして、地域、住民のために活用すれば地域の為にもなるし、沈滞している建設業者のためにもなる。しかし、それが省庁の壁で出来ない。ばかげた事です。地方再生を目指すならこの辺のところを思い切って取り払わなくてはなりません。
・・底上げ戦略や再チャレンジ計画といった新しい政策も必要ですが、役所の壁や既存の縛りをちょっと緩和するだけだ大分違ってきます。まず「かいよりはじめよ」。身近なところからの見直しが地方を再生させます。
・・明朝の辻立ち7時30分小国、8時南小国。