ミツバチは頑張っている

2007年03月03日

・・昨日は養蜂組合の総会に出席しました。「養蜂組合」はミツバチを養いハチミツを採取している方々がつくられている組合です。管轄は農林水産省の畜産局。県は農林水産部の畜産課になります。畜産課の職員の方が来賓で来ておられました。
・・なぜ出席か。私が熊本県の養蜂組合の会長をしているからです。以前阿蘇の故山本靖県議会議員がやられていましたが、5年程前に私に会長をということで就任させていただいた次第です。
・・就任して改めて分かりましたが「養蜂」は面白い。まず熊本県は蜂蜜の生産量が全国で2―3位です。それだけ自然と花が豊富でしかも暖かくミツバチが活動しやすい場所ということでしょう。組合員の皆さんも一生懸命です。
・・組合長は養蜂農家の方が務めておられます。会長としての私の仕事は何かと言うと、道路の街路樹をできるだけ花の咲くものにして欲しい。河川敷に菜の花やレンゲやその他の花を植えるために行政は協力して欲しい、と依頼するものです。
・・街路樹は国土交通省や県土木部が排気ガスに強くやライトを反射させない樹木などを考えて種類を選択します。しかし花が咲く街路樹にしてもらえばミツバチが活発に活動するのです。ですから私達は花が咲くクロモチの木やアカシヤなどを要望します。公園の樹木もできるだけ花が咲く木を要望します。また河川敷にも菜の花をはじめとする花を植栽させて欲しい、と要望しています。迷惑な外来種の花「セイダカアワダチソウ」もミツバチの貴重な越冬蜜源です。ですからセイダカアワダチソウはいずれ枯れて無くなるからむやみに切らないで、と要望しています。
・・一方、環境のバロメーターがミツバチでもあります。ミツバチはデリケートです。ちょっとした環境の変化や病害虫で弱ったり死んだりします。いかに花咲き乱れ、外来の病害虫が入らないようにして、ミツバチに働いてもらい、良質のハチミツ採取をしてもらうかが組合と会長としての仕事です。ですから、ミツバチが活発に活動し蜜をどんどん運んでくる地域は環境的にも優れている地域、ことになります。今以上にミツバチが活動しやすい地域にしたいものです。
・・ハチミツは自然食で栄養価も高い。もっとハチミツを食べてください。