大切なものは

2005年04月14日

同僚議員の差し替えで内閣決算委員会に出席しました。
丁度、同郷の民主党松野頼久議員が質問しているところでした。
内容は「全国の空港にある国有財産を活用した駐車場経営のことでした。財団法人空港環境整備協会が独占的に経営し、土地の借料20億円に対し80億円の利益を上げている。協会は旧運輸省幹部の天下り先になっている。もっと地方自治体などに移管して地方の財源対策に寄与させるべきではないか」というものでした。
野党の質問ですので、数字の取り方や批判の仕方は一方的なものもあると思いますが、郵政の民営化などの前にもっと、地方に移管したり改善すべき特殊法人があるな、と正直思いました。
熊本空港も空港ターミナル前に広大な駐車場があり、いつも満杯状態です。
あれが、県や周辺自治体の財源になればどんなに助かることでしょう。
この日も午後は郵政会合の連続でした。
しかし、夕方は熊本から実家の近くの一番お世話になっている家族の方が議員会館に来られ、久々にゆっくり夕食を共にしました。
気心の知れた者同士が故郷のことを話しながら食事をするというのは本当に気が休まりますし、たのしいものです。
その後は、将来の総理候補である某大臣と我々のグループ数人で食事会をしました。
食事をしながら「中国や韓国の対日批判や常任理事国入り問題があるなかで、郵政問題に明け暮れていいのでしょうか」と大臣に質問が飛びました。
大臣も「本当にいま日本がやらなければならないものは何か、みんなで考えなければならない」と言われていました。
郵政と政局だけの毎日では日本の行方を誤ってしまう可能性があります。いま大切なものは何か、いま一度考えましょう。