道路予算から国が変わる

2008年04月22日

 昨日は決算行政監視委員会の分科会でした。これは平成18年度の決算を見ながら、よりきめ細かに審議するため、各省庁ごとに分けて質疑をするものです。私は委員会の理事をしていますので分科会が混乱しないように進行させる役目を持ちます。私の担当は第4分科会で省庁で言えば「国土交通省」と「法務省」です。
 質問者は枠はありますが原則的に質問を申し込めば出来ます。ほとんどが民主党の方です。しかも国土交通省関係が大半です。
 副主査といういわば委員会の副委員長ですので、主査を補佐してずっと座っていなくてはなりません。道路のこと鉄道のこと、さらに港湾のことなど次々と質問が出てきました。
 特にガソリン税をはじめとする道路財源については焦点となります。暫定税率、更に道路特定財源の一般財源化が中心。この問題はこれから連休を挟んで国会最大の焦点です。
 私は暫定税の期限が消滅し、今年度は入ってくるべき税金が入ってこなくなり、今一番困っているのは市町村です。造りかけた道路が中断している所もあります。今年一年はもう一度暫定税率を元に戻さなくてはならない、と考えています。そして特定財源は出来うる限り一般財源化していくことだと思います。そのために与野党で協議機関をつくって10月までに平成21年度の予算方針をきめることが大切です。しかし、これに民主党が乗ってきません。困ったものです。
 民主党が言わんとするところは、国民の皆様はよく理解されていると思いますし、絶対出来ないといわれていた一般財源化をここまで実現可能なところまで持ってきたのは民主党です。ですから、民主党の主張の成果は私は高く評価します。だから今こそ一緒に話し合うことが大切です。
 今の税の使い道の構造はまだまだ税金がジャブジャブ入ってきた頃の構造がいたるところに残っています。これを高齢社会型、生活重視型に切り替えていかなくてはなりません。しかし、急激な切り替えは生活に混乱をもたらすだけです。何と何をまず変えていくか、それを話し合い実践していくのが政治の役割と思うんですが。
 今週の25日、RKKテレビの午後六時から、この道路予算のことで民主党の議員の方とバトルをします。時間があればご覧になってください。