抱きつき溺死作戦

2008年04月21日

 土曜日に熊本に帰り、結婚式、お悔やみ、花見、新築祝い、ミニ集会等の日程を経て日曜日の最終便で上京しました。多くの方々と話しましたが、自民党、福田政権の評判が悪い。
 後期高齢者保険や年金、ガソリン税の問題などに加え、高騰する物価や生活費の負担感が政治への不満となって現れています。更にこれに対して国会が一歩も動かない、という事が「自民党は何をしている」「福田さんはダメだ」という声になっています。
 決して福田さんが悪いわけではありません。一生懸命やっておられる。後期高齢者保険は小泉政権時に出来たもの、スタートが福田政権だったのが運のつき。国会運営では道路特定財源の一般財源化など、思い切った手段で民主党に話し合いを呼びかけていますが民主党が全く聞く耳を持たない、というのが実態です。
 これらのことを踏まえて民主党の「抱きつき溺死作戦」に乗せられてしまっている、と感じました。民主党はもう捨て身です。自民党に抱きついて、自民党をおぼれ死にさえすればよい。もちろん民主党も同時におぼれてなくなるが、それでよい、という訳です。政治手法としては邪道ですが、国全体がそのような空気に包まれています。
 このような時はどんな言い訳をしても通じません。懸命に説明責任を果たし、ひたすら王道を進むこと以外にはない、と考えます。そのための国民向けのメッセージを与党みんなが考えていかなくてはなりません。でないと民主党の作戦とともに日本が沈没してしまいます。ここが知恵と団結の見せ所。そして新たな発想の転換もはかり、忍耐強く次の一手を進めていかなくてはいけないと機上で考えた次第です。