洞爺湖サミットに向けて
2008年04月10日
洞爺湖サミットに向けて日本がどういうメッセージを世界に向かって発信するか、という論議が盛んになってきました。テーマは環境、特に地球温暖化の防止です。さまざまなアプローチの仕方があります。
昨日は自民党の「地球温暖化防止部会」が第一回の会合を開きました。六月までに温暖化対策のための提言をまとめて、総理に報告しようというものです。また自民党国民運動本部の会合にも参加して「党としてサミットをどう国民運動にしていくか」を話し合いました。「バッジを作ろう」「日本縦断のリレーを自転車でしよう」などさまざまなアイデアが出ました。
また今日の朝の「違法伐採から地球を守るチーム」ではサミットに向けて世界の森林を守るという立場から、どんなメッセージと対策が出せるか、を論じました。
環境と地球温暖化対策はこれから世界の共通語です。しかし、実際目に見えるものではないし、特に排出権取引などはどんなものは手にとって分かるようなものでもないし、難しい問題があります。さらに中国インドをはじめとする途上国、アメリカとEUの考え方の違い、それらを踏まえて統一的なとりまとめを目指して、日本の福田首相がイニシアチブをとるというのは至難の業でもあります。しかし、時間がありません。これから連日色々な会合が開かれていくと思いますが、言葉だけにならないように気をつけたいものです。
北京オリンピックよりこちらの方が世界を見た場合は大切です。しかし、中国の人権問題も世界的なテーマになってきました。オリンピックが整然と開催されるか。
環境もスポーツも含めて今後の世界の政治の動きに神経を尖らせていなくてはなりません。