阿蘇の夜明け

2007年01月29日

 昨日は阿蘇市の合併後、市としての第一回の市議会議員選挙でした。阿蘇は寒いので投票は午後6時まで。開票作業は通常の選挙より早く始まりました。新しい市長になっての最初の選挙だけに注目していました。しかもさまざまな市の、これまでにたまった疑惑が報道されていただけに、有権者がどういう反応を示されるか、興味津々でした。私は浮動票が少ない阿蘇地方ですので余り変わらないのではないかと、感じていました。
 ところが違いました。市政の改革を訴えられた方が、トップ当選されました。また先に書きました、革新系の政党の方で私と辻立ちがバッティングした方も大量得票の上位当選でした。この方は前回は落選です。私と同じ年で金もないので辻立ちを中心に選挙運動を展開された方も前回は落選でしたが今回は当選されました。これまで阿蘇の重鎮的存在の方で、その人脈を生かせばトップ当選ではないか、といわれていた方々が落選されました。
 阿蘇は農業が中心です。集落中心で団地はほとんどありません。これまでの人間関係、しがらみ、また建設業などに勤められる方も多く、ボスの影響力も強い所です。それなのに、今回は「市政刷新」を訴えた方が当選されました。阿蘇も変わりつつあります。情報が開示され、色々なことが分かるにつれて有権者の方が自分で判断されるようになって来ています。良い事です。いつまでもしがらみや、ボス政治に頼るのではなく自分の力で考え、行動していかなくてはなりません。
 問題は今回当選された方々が、既存の議会政治に埋没することなく、選挙時と同じような常に刷新する姿勢を持って、議会に臨んでいかれるかです。それを実行すれば阿蘇は変わります。期待しています。
 明朝の辻立ち7時20分西合志、8時合志。